ヒキコモリ奮闘記

元引きこもり男の生活を綴ります

商業施設ビルメン時代の勤務内容(早番編)

アクセス解析をみると、ビルメン関係の検索で飛んでくる人が多いようだ。

意外とビルメン情報は需要があるのかもしれない。

今日は僕が最初に勤めたビルメン会社での商業施設(ショッピングモール)での勤務内容を書いてみる。

 

僕が勤めていたショッピングモールは9時開店で22時閉店だった。

シフトは早番が8:30~17:30と9:30~18:00

早番者は二人で片方が開店30分前に出勤する。

 

 

朝8:30 出勤

まず出勤して行う事はPHSの電源を入れ、緊急対応に備える。

その後空調機や熱源機がスケジュール通りに動いているかをビルコン(設備制御用のパソコンです)で確認する。

異常が無ければ日誌を確認し、前日に修繕した箇所(トイレの詰まりなど)を確認する。

 

その後、もう一人の早番者が来るまでは開店前の見回り。

一番困るのは熱源関係で警報が上がる事で、リセットして再運転で済むなら良いのですが、そうでない場合は基本的に業者手配となります。

 

 9:00~ もう一方の早番者が出勤

9:00になり二人が揃うと朝の検針(水道メーターや電力メーター)と朝の点検(電気室内キュービクルの点検、熱源機の各種数値を記録)、上水の残留塩素濃度も測る。

検針の結果はエクセルシートに書き込み、前日のガス、水道、電力の使用量はどれくらいか、昨年の同時期と比べて何パーセントなのかを印刷し、ホワイトボードに張り出す。

 

終わるとだいたい10:00ごろ、ここからはまたビルコンで監視を行い、内線が掛かってくればその対応、時間が余るようならまた店内を巡回し、異常がないか、空調温度は適正かを肌で確認する。

 

また、週1の点検や月1の点検というのもあるので、時間があればそちらを消化する。

 

ここで何もなければ昼休憩を11:00ごろから交代で取る。

ただし、突然トイレの詰まりがあったり、警報が発報したりすると2時3時までお昼が食べられないことも…。

責任者の方針もあったのですが、基本的に昼休憩を1時間まるまる取ったことは殆どなかったです。

 

13:15~ 遅番者出社

13:15になると遅番者が出社、これで一時的にメンバーが4人になる。

集まったメンバーで昼礼を行い、早番者の作業報告と遅番者の作業予定の報告、責任者の怒号が飛ぶ事もある。

午後の点検の開始、空調機の電流値、冷温水の温度、ポンプの電流値、圧力の記録。

また電気室内キュービクルの点検、熱源の点検も朝と同じ内容の点検、記録を行う。

当然、それぞれの設備は全く違う部屋にあるため、バックヤードや屋上駐車場など、あちこちを歩き回ります。

午後イチの点検が一番ボリュームがある、だいたい1時間半ほどかかります。

 

一次的に人数が増えるため、空調機のフィルター交換などの作業もこの時間に行います、大型ショッピングモールの空調機は大きく、一台一台のフィルター枚数が多いのです、600*600のフィルターが22枚とか…。

交換したフィルターは洗浄を行うのですが、これも無駄に時間がかかります。

 

また空調のフィルターだけではなく、ショッピングモール内のスーパーの総菜売り場などにあるグリスフィルター(厨房排煙の油を除去するためのフィルター)の交換も行っていました、金属製なので20枚とかを台車で運ぶのも一苦労です。

そしてこれを洗浄する時は油分を除去するために洗浄液に漬けておくのですが、これもまた面倒で…。

 

16:00以降~

夕方ごろになると徐々にテナントさんから管球交換の依頼が舞い込んできます。

基本的に管球交換は閉店後に行う決まりになっていたので、早番者は場所の調査をして脚立が問題なく立てられるか、特殊な形の照明器具ではないか(複雑な形をしていたりすると壊す恐れがあるので断る)を確認して問題なくできそうであればテナントさんには閉店後に来る旨を伝え、遅番者に引き継ぎます。

 

17:30 退社

こうして何もなければ17:30ごろに夕礼が開始されます、早番者、遅番者ともに作業報告を行い、当日の作業内容でまずかったところがあると責任者につるし上げられます。

責任者からの説教が1時間ほど続くことも…。

夕礼が終われば基本的に早番者は帰宅です、やったね。