ヒキコモリ奮闘記

元引きこもり男の生活を綴ります

僕の問題点

僕は中学二年生の時の不登校を機に引きこもりとなった、途中何度か社会復帰をしかけたものの挫折をし、本格的な社会復帰は25歳の時だ。
それから3年ほど経ったが、僕にはまだ課題が多いと感じる。

今一度、僕自身の問題点について考えてみたいと思う、それを洗い出すことが新たな成長に繋がると思うからだ。

対人コミュニケーションスキルについて

根本的な問題として、人への恐怖心というものがまだ消えない。
社会復帰してすぐのころに比べればはるかにましにはなったものの、電話対応や打ち合わせの際に「早くこの場から去りたい」という気持ちが強い余りに肝心な事を聞き忘れたりしてしまう事がしばしばある。
そして結果的に責任者の手間を増やしてしまうことになってしまう。
つまり、まだまだ仕事に悪影響を及ぼすレベルのコミュ障であるという事で、今後ビルメンとして現場責任者クラスを目指すにしても、他業種へ転職を考えるにしても改善が必要だと感じる。

また、職場においてもコミュニケーションの不足から段取りが上手くできない。
人の入れ替わりが激しいビルメン業界なので、僕も人を指導したりする立場になりつつあるのだけど、ついつい細かい確認を忘れてしまう傾向にある。
現場に到着して、必要な工具を持ってきていないことに気づくとか。
本来はその都度、作業内容を簡単に説明して必要な道具類をちゃんと持ったか確認するべきなんだけど、「こんな初歩的な事を説明するのは失礼かな、大まかな手順、必要な工具はわかってるだろう」と思い説明を疎かにしてしまい失敗するというパターンが常態化してしまっている。
これに関しては即クレームになるというほどでもないのだけど、なかなか改善できない点だ。
無駄な遠慮が多すぎるんだろうか、細かいコミュニケーションというのはとても苦手だ。

常識や教養の不足

もうすぐ29歳になろうという歳だが、社会から隔絶されてしまったために社会常識が不足している、また学校教育も中学の1年以降は殆ど受けていないために基礎的な教養も無い。
20代半ばになるまで電車やバスの乗り方も満足に分からなかったくらいで、税金や社会保障の仕組みなんかは未だに曖昧である、クレジットカードを使い始めたのもつい最近だ。
恥の意識が強いために気軽に人に聞く事ができず、何もできない、知らないままずっと年を取っていくという悪循環に陥りつつある。

人間関係の希薄さ

単純にコミュニケーションスキルの不足によるもの、恐怖心によるものが大きいのだけど、人間関係は非常に希薄だ。
自分から望んでそうなっているわけではなく、親しい友人や恋人が欲しい気持ちは人一倍あるつもりなのだけど…。
できるだけ、人の誘いは断らないように心掛けているし、結果として合コンのようなものに参加させてもらう機会もできた。
ただ、そこから先へと繋げていくのが難しい、僕自身に人間的な魅力が無いからでもあるし、消極的すぎる姿勢のせいもあるだろう。

過去にとらわれ過ぎる

僕にとって10代の大半と20代の半分を社会と接点がないまま潰してしまったという負い目は非常に大きい。
前科持ちにでもなったような気分で、ふとした瞬間に絶望感や虚無感に襲われてしまう。
職場の人にも言えるような秘密ではなく、常に息苦しさを感じている。
そのせいで自己開示は非常に限定的で、職場でもプライベートな話題は意図的に避けている。
同じような理由で親しい友人を作るという事も難しいのだろうと思う。