ヒキコモリ奮闘記

元引きこもり男の生活を綴ります

仕事を(少し)辞めたい

僕が今務めている会社は中小零細の設備工事会社で、いわゆる工事の現場監督をやっています。
この業界はとにかく人の入れ替わりが激しく、どんどん人が辞めていきます。
僕も1年で何人かの人を見送ってきました。

この仕事の辛いところは大きく分けて3点あって

板挟みになりやすい

多くの業界がそうであると思いますが、建設業界は多重下請負構造になっていて、僕の努めているような中小の会社は建設会社やサブコン等の下請けに入り、更に下の業者を管理する形になります。
そのため、しばしば元請けの担当者と下請けの職人さんとの間で板挟みになる状況に置かれます。
場合によっては会社からも責められ、四面楚歌の状況になったりします。
特に金銭面で揉めると最悪ですね。

自己主張を求められる

先ほど挙げた話にもつながりますが、工事現場には気が強い人が多いです。
これはもちろん、気が弱い人はどんどん辞めていくから、ということもあるのですが。

そんな中で工事の進め方や、工程の調整、金額面での交渉などを元請け、下請け双方と進めていかなければいけません。
コミュ障の僕は言いたいことをうまく主張できず、苦しい思いをすることが多いです。
現場で怒鳴られたことも数知れず…、何度も逃げ出したいと思いました。

休みが少ない

大手を中心に、労働環境の改善を進めている建設業界ですが、まだまだブラックな部分は残っています。
ほとんどの人が複数の現場を掛け持ちしているので休日出勤や夜間作業は当たり前です。
朝8時に現場に出て、夜7時からはまた別の現場の夜間作業、そのあと始発でまた会社に行って書類をまとめたり…なんて日もあります。
休日出勤分の代休や有休の消化なんて夢のまた夢で、厳密に労働基準法を適用したら、少なくとも中小の工事業者はなくなってしまうのではと思います。


とはいえ給料はそれなりに高く、僕の職歴、学歴を考えると破格といえるのは確かです。
果たして、いつまで耐えられるのだろうか。